動物実験ですが、2016年に韓国で行われた天然塩と精製塩の比較研究をご紹介します。
高血圧を発症しやすいラットを使い、精製塩と天然海水塩の影響を比較。
結果: 同じ塩分濃度(ナトリウム量)を摂取させた場合、精製塩を与えたグループは血圧が著しく上昇し、腎臓に病的なダメージ(糸球体硬化など)が見られたのに対し、天然海水塩を与えたグループは血圧の上昇が緩やかで、腎臓の組織も正常に近い状態を維持していました。
示唆: ナトリウムが同じでも、天然塩に含まれるマグネシウムやカリウム、カルシウムなどが、ナトリウムの毒性を和らげ、腎臓を保護するように働いたと考えられています。
うちでは怖くて減塩がやめられないお客様のケースでどうしても腎機能が改善しなかったケースが数件ありました。減塩しないといけないといわれている時代に、塩を10g前後とるようにしましょうというのは首をひねる人もいると思いますが、一般的に手に入る食塩と違い、推奨している天日塩は普段不足しているミネラルもとれるので腎臓にとってもいい効果があります。そのことに関して現代医学にそってまとめました。
極端な減塩が腎臓を「疲弊」させるメカニズム
医学的に以下の理由が推測されます。
・血液量の減少と腎血流量の低下
腎臓は血液をろ過する場所ですが、極端な減塩によって体内のナトリウムが不足すると、血液量が減ってしまいます。すると、腎臓に流れ込む血液の量も減り、ろ過効率が低下します。これを補おうとして、腎臓はレニン・アンジオテンシン・アルドステロン系というホルモン系を過剰に活性化させます。
このホルモンの過剰分泌は血管を収縮させ、長期的には腎臓の血管を硬くし、さらなる機能低下を招く「負のスパイラル」に陥るリスクがあることが、多くの生理学論文で指摘されています。
・塩分摂取量と死亡率・心疾患リスクの関係
多くの疫学調査において、塩分摂取量と死亡率・心疾患リスクの関係は密接といわれています。塩分を摂りすぎてもリスクは上がりますが、控えすぎても死亡率や腎疾患のリスクが急上昇するというデータがあるんですね。
・「天日塩」が腎臓の働きを助ける理由
天日塩に含まれる微量ミネラルは、体内の浸透圧の調整にもなり、マグネシウムやカリウムがナトリウムとセットで存在することで腎臓が過度なエネルギーを使わずに尿の濃度を調節できるようになります。 2021年の研究では、ミネラルバランスの取れた海水由来の成分が、腎臓内の「活性酸素」を抑え、細胞のダメージを修復する可能性が報告されています。天日塩は酸化ストレスの軽減になるということがわかります。
まとめると、腎臓を傷めるのは塩そのものというより、ミネラルを失った不自然な濃度のナトリウム(精製塩)である可能性が高く、これは「質の問題」といえます。
そして、 極端な減塩は、体にとって緊急事態となり、血圧を上げるホルモンを出しすぎて腎臓を疲れさせてしまう。逆に、精製塩ではなく、天日塩は、海と同じミネラルバランスで腎臓のろ過をスムーズにサポートしてくれるということになります。
いかがでしょうか?少しでも安心できる材料になれば嬉しいです^^私も食べているマザーソルトは全国のお客様も多数同じものを食べています。それでも怖い人は料理にだけ使うでもいいのですが、料理プラス、合間の水分補給の際にほんの少しをサプリのように水と飲むことでミネラル不足が解消されて体調の変化に驚かれます。私自身もやはり塩を増やした方が気力も上がり元気に過ごせるのを実感します。土台となる体液バランスを整えるということは、腎臓だけでなく、あらゆる不調や病名にも関係し、非常に重要であると考えます。

