こんにちは^^大野沙織です。この記事は腎機能が悪くて悩んでいる方へ見ていただきたい情報をまとめました。
腎機能は一度悪化したらよくならないと言われていますが、一旦その常識は忘れていただいて、実際にご相談をいただいた際に私が何を伝えているのかまとめてみました。病院で指導をいただく内容と違うこともありますが、とても大事なことで実践いただいた方より機能改善の兆しの報告をいただくことも少なくありません。腎機能だけでなく他の不調と言われる疾患に対しても多数いい報告をいただいています。ただし、環境や食生活が人により大きな差がありますから元の状態によっては時間がかかることもあったり数値など変化がないこともありますが、それでも以前より体調がいいという実感をしていただけることもあります。焦らずご自身のペースでできることをしてもらえればと思います。
・ミネラルの豊富な天日塩を1日10g最低とる。
早く良くなりたい!と、いきなり10gとると体液バランスが整っていない体がびっくりするので、まずは1日3gから料理に入れて食べることから始めます。慣れてきたら1gずつ増やして様子を見ながら最終的に最低でも1ヶ月はかけて10gにしていきます。人によって塩を増やすと気持ち悪くなったりすることがあるので、その場合は10gでなくてもいいです。自分で試しながら大丈夫なグラムを見つけてください(いきなり塩をとって胃腸の筋肉が動くと、今まで胃腸の動きが悪かった場合は耐えられなく気持ち悪く吐きそうになる)
日本人の9割の方は塩で血圧が上がらないと言われていますが、高血圧の方は様子を見ながらとります。減塩と言われている方も関係なく塩をとります。透析をされている方でも問題なく体調がいいと報告があります。体調不良の時など点滴をした経験があるかもしれません、私もしたことがあります。点滴にもナトリウム(塩の成分)が含まれていますから塩をとるのは危険なことではありません。危険なのはバランスの偏った取り方で、精製塩と言われるナトリウムだけの塩ではなく、ミネラルが少ない岩塩でもなく、血液や体液に近い成分で作られている天日塩(海水塩がいい)に限ります。これは以前報告を受けた話ですが、実際に塩を10g取り始めて腎機能の数値が改善してきた方が体内のナトリウム濃度が濃いと腎臓内科の担当医に指摘され、1日3gの塩に減らしたところ元の状態まで数値が悪化してしまい、医師から取らなすぎも腎臓には悪いと言われたということがありました。結局自分の体は自分がよくわかっているということでまた10gに戻して体調を整えておられます。不安な時は担当医の先生としっかり話をすることも大事ですが、最終的に自分を守るのは他人ではなくあなただけですから、日々体の声を聞くようにするのも大事です。また、別の方では15g、20gと増やして検査結果で15gがいいかもしれないとご自身で実験された方もいます。そこまで多く食べれなくても、減塩はせず、ミネラルをしっかりととってください。塩はできればマザーソルトが完全非加熱のもので安いのでおすすめしています。日本国内では完全非加熱のものは気候面で難しいです。ちなみに、外食などで塩が含まれているのはミネラルの塩でないので10gの計算に入れません。
・水を1日1.3~1.5リットルを「こまめに」飲む。
水が足りないといろんな不調をきたすのでしっかりと水を飲みます。市販の水を買う場合はできればシリカ水などケイ素というミネラルが入った水がいいです。ここで大事なことは食後のコーヒーやお茶はいいのですが、メインは水であることです。私達の体に近いものをとってほしいです。体にいいハーブやお茶はメインにしてしまうと、農薬の問題をはじめ、偏った成分をとってしまうことになるのでおすすめしていません。私達の体はお茶でできていません、年齢にもよりますが約6割は水で出来ています。水が何よりも体に浸透し、水分補給として正しいです。腎臓に負担をかけないようになるべく自然のもの(水)を口にしてほしいです。緑茶、コーヒーなどカフェインの入ったものを飲んだら飲んだ量の半分が脱水として出て行くのでその分の水も飲んでください。例えばコーヒーが200mlだと100mlの水分が出ていくので100ml分の水を飲まないといけない。(お酒もです、特に夜飲む時は血管がつまらないように注意します)腎臓は水分を1時間に1リットル以上は処理ができないので負担になるので気をつけます。
・朝晩は白湯を飲む。
朝起きたら歯磨きをして口腔内のばい菌を流してから白湯をコップ1杯ほど飲みます。夜も白湯を1杯飲みます。冬は常温の水を飲むのが冷たく感じるので日中も白湯を飲んでもいいですが、夏は朝晩の白湯で日中は常温の水が自律神経の刺激にもなりおすすめです。白湯を飲むことで内臓が温まるので血流がよくなることで腎臓の負担が下がります。最近流行りのレモン水やクエン酸を入れた水は虫歯になりやすいので、飲んでもいいですけどその後すぐに水でうがいをするかしてください。
・最低週に1度から野菜スープを食べる。
野菜スープは好きな野菜を入れてもいいですがおすすめは動画を参考にください。切って煮込むだけなので手間もかからなくて簡単です。野菜は生だと細胞壁が固くて噛んでも壊れないので栄養をとることができずに体の外へ出てしまいます。生は夏は体を冷やすために有効ですが夏以外は避けていただき、口直しや水分補給の役割で考えます。野菜は生ではなく、必ず加熱して細胞壁から栄養吸収できるようにします。スープにする理由は水に溶けてしまうビタミンも丸ごととれて確実に野菜からとれる栄養を逃さないためです。グリル野菜だとビタミンが飛んでしまう恐れがあるので基本は煮込んだ方がベストです。スープの日はおかずなし、ごはんは少しか食べなくてもいいです。スープだけを食べます。週に1度のデトックスとして実践します。具沢山のスープは食べ応えもあるのでこれにおかずも食べてしまうと食べすぎになり腎臓の負担になるので避けます。週に1度のペースなら夕飯に食べて、翌朝とお昼にも残ったスープを食べる。(おかずなし)もし、毎日スープを食べる場合はカリウム過多にならないよう朝昼晩のいずれかをスープに置き換えます。例えば朝にスープなら昼と夕飯は自由な食事です。病後など固形物が難しい場合は野菜スープをポタージュにして飲まれるのも美味しいです。自然の優しさに体の細胞が喜びます。野菜が食べれない方は煮込んだスープ(汁)だけを飲んでも構いません。量は動画のお皿の状態を参考にください。食べ過ぎなければ大丈夫、自分が出来る範囲でどうぞ。著しく結果を出している人はほぼ毎日解毒スープを食べられているケースが多いです。
・食事は和食メインで腹八分目にする。
腎臓が悪い人からの相談では減塩、カリウム制限、たんぱく質制限で何を食べたらいいかわからないとよく聞きますがなんでもダメではありません。なんでも食べ過ぎなければ何を食べてもいいのですが、何を食べるか?はやはり日本人の腸に相性がいい和食です。たまに洋食や中華も構いませんが普段は和食をメイン。日本人の腸は外国の方の腸と作りが違います。外国の方が負担のかからない食べ物も日本人が食べたら負担がかかるというのがその理由です。食事は食べ過ぎなければ制限はしません。かなり重度な方はカリウム量など意識して工夫ください。
・加工品、スーパーのお惣菜やコンビニのお弁当やお菓子、焼き菓子を控える。
加工品に含まれる食品添加物の中にはほとんどリンが入っていて必要量以上のリンをとると全身が老化するだけでなく腎臓にかなり負担をかけて処理ができず腎機能の低下を招くと言われています。特にリンが多く含まれるものはハムベーコンソーセージなどの加工肉やかまぼこなどの練り物、カップ麺、ファーストフード、スナック菓子、コンビニ惣菜など。食べ過ぎなければ大丈夫なもので毎日は避けるものは牛乳、チーズ、乳製品、魚、肉、明太子、数の子などです。リンの吸収がほぼなく毎日食べてもいいリンを含む食品は大豆関係です。お菓子も添加物だらけなのでなるべく避けます。食べるなら素材にこだわったものをほんの少しだけをたまに程度がおすすめです。腎機能が低下している方はなるべく避けます。最悪週1ならOKです。(ただし最悪なので食べないことが大事。甘いものは毎日食べなくても死にませんし体は困りません、逆に喜びます)
・へ〜の呼吸、腎臓マッサージをする、足裏のつぼや、腎臓の特効穴を押したりお灸をする。
腎臓マッサージ、足裏のツボはこちらを見てください。毎日します。とにかく継続します。1日できれば3回します。腎臓マッサージが痛い方は腎臓が疲れている証拠です。毎日ケアしていると痛くなくなります。
押したり、悪い人はお灸も本格的におすすめです。この動画を見てしてください。お灸は薬局で売っています。
・激しい運動は避ける。毎日するなら15〜20分ウォーキング程度にする。
腎機能の研究で1日8000歩歩いたグループと4400歩歩いたグループを比較したところ4400歩のグループに腎機能改善の兆しが出たという結果が出ているようです。当たり前なんですが腎臓に負担をかけない程度の軽めの運動は全身の血流改善によく腎臓の負担を減らします。激しい運動は老廃物も溜まりやすくなり腎臓も疲れてしまいますので避けます。ウォーキングができない方は、お家の中で軽めの運動、スクワットを10回してみるなど工夫ください。疲れない程度に継続するのがコツです。疲れるまですると脳が拒絶してしまうので注意します。
・疲れたら、すぐに5分でいいので横になる。
横になることで全身の血流が巡るため腎臓の負担も減ります。疲れていなくても横になることは腎臓にとって嬉しいことです。疲れた時は無理せずすぐに休んでください。体は自分が思っている以上に疲れています。なぜなら日本人は我慢強いのでどうしても体のSOSを逃しやすいです。
・できれば毎日お風呂に入る(湯船につかる)
湯船につかるだけで全身マッサージ効果があるので腎臓の負担が減りますから毎日できれば浸かります。ただし、湯船に浸かる時間は3〜10分まで。長時間のバスタイムやサウナ、岩盤浴で余計な汗を流すと腎臓の液(エネルギー)を出す羽目になるので負担になり逆効果になりますため避けてください。
・夜更かしをしない
これ、私もなかなかできないので強く言えないのですが^^;、やっぱり早めに寝ると翌朝の疲労感が全然違って頭も冴えます。脳も腎臓が影響するのでなるべく早めに休むのが負担をかけなくてすみます。
・ストレスを溜め込まない
これはどんな不調にも関係してくることで、腎臓にもかなりの負担をかけてしまいます。ストレスは2種類あって精神的ストレスと肉体的ストレスです。どちらがあっても負担をかけます。精神的ストレスは体に支障が出ますし、肉体的ストレスが過度になると精神的にきます。どちらもとてもやっかいですのでなるべくその日のうちにストレス解消をします。香りのある食材は気を流すのが得意ですし、大豆は幸せホルモンを出してくれたり食べるものでもストレスを改善することができます。気を発散させるために炭酸水を1杯だけ飲むのもいいです。自分なりに解消できることを見つけてください。過去に受けたストレスがどうしても抜けない方はイメージトレーニングで解消させる方法としてトラウマ解除の動画を出しているので活用ください。
・歯周病にならないよう2・3ヶ月に1度は歯のクリーニングに行く
30歳過ぎたら2人に1人が歯周病といわれるほどですが、歯茎の炎症があるとその菌が全身へまわるので、腎臓の炎症を引き起こすことがありますので絶対に歯の検診は定期的にいくようにするのをおすすめします。歯周病をほっておくと腎不全が3%低下し、5年後の腎不全リスクが約30%増えるようです。歯周病の炎症をなくすだけでも腎機能にいい結果をもたらすことがわかっているのですが、これは腎機能だけでなく全身の内臓、脳まで影響することですので歯のケアは大事です。
・適当に手抜きして気楽に生きる。
心を過度に病んでしまったり、頑張りすぎて限界を超えたことに気づかずにいつのまにかストレスを溜め込んでしまう方に多い特徴として完璧主義のテーマがあります。何事も100%でなく6割できたら十分だというスタンスで大丈夫です。本当は自分がやらないといけないことなんてこの世にありません。自分がしないといけないというのは自分が決めただけです。自分が無理せずできる範囲で決めるならOK、ただ、限界を超えてまでやらないといけないことなんてありません。大事なのは心と体です。頑張りすぎてると思ったら、手を抜いてください、手を抜いても誰も何も言いません。そして、出来ない自分を責めることなく、周りを責めることなく力を抜いて生きていきましょう。頑張りすぎて病気になって倒れるより、気楽に生きて周りの人を笑顔にしているほうがお互いに楽で素敵なことです。自分ができる範囲は知れています、周りに甘えて頼ってください。今まですごく頑張ってきたなら、これからは手抜き人生もチャレンジしてみてくださいね。10割ができたあなたにとって6割は朝飯前です。力を入れると血管も収縮してしまって血流が悪くなります。力が抜けると血管もしなやかになり柔軟さが出て血流がよくなります。「こんなこと」で体が元に戻るなんて思いもしないでしょうが私達の脳は単純です。脳が全身に指令を出します、脳にストレスをかけないように気楽にいきましょう。
以上が知っておいてほしい腎臓のためのポイントでした^^
世の中には情報が氾濫していますが実際に実践してよかったことをまとめました。お役に立てていただけると嬉しいです!今より少しでもあなたの体調がよくなることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
解毒スープや腎臓ケアをされて腎臓改善された方の声を掲載していただいた雑誌や、腎臓スープ掲載の雑誌、私のレシピ本もご紹介します、ご参考にください^^