こんにちは。
枚方の刺さないはりで体質改善・心合いの風鍼灸院の大野です
今日は朝起きてメールやり取りをしまして、10時半から2時半まで滋賀漢方鍼医会の例会報告を書き上げました。
毎月担当していますので日曜の例会までには仕上げるというのが自分の中での締め切りになっています苦笑。
普段こちらのアメブロで毎日書いているブログはスイスイ書けるのですが、例会のブログはちゃんとした文章でないといけませんので、かなりフリーズしながらの作業で毎度数時間かけて仕上げます汗。
例えば今月のはじめの代表挨拶も、配布された録音データを何度も繰り返して書きました。文才がないので毎回本当に投げ出したくなるのですが、役割をいただけていることに感謝しなければいけないというもどかしさとで紙一重の心情です。
さて、11月の例会では、代表の二木先生が東京で開催された伝統鍼灸学会へ参加された感想を述べられたことを書いていますが、日本の鍼灸師は毎年数千人が国家試験に合格し生まれています。
で、確か9月の報告にも先生の話を書いたのですが、卒業して鍼灸で飯を食えるのは至難の業で、関東の鍼灸の学生の意識は学生の間に勉強会へ参加したり、弟子入りを志願したりと考えるようですが、名古屋の一部や関西の学生は関東の10年前の様子のようで、大半は卒業してから考えようとする学生が多いのだそうです。
ちなみに私の学生時代は2年時に焦って中医師の下、不妊と難病を得意とする鍼灸院で研修させてもらい、関西あちこちへ勉強会に参加したのですが、同じように動いていたクラスメイトが2・3人もいなかったために本当にまれだったということもわかりますし、実際勉強会へ参加した時は他の学校の学生さんが同じ顔ぶれで知り合いになりました笑。というわけで、鍼灸マニアと言われるグループは各学校でもクラスに数名はいるのだと思います。
もちろん私も変に追求していくタイプですので^^;、そんな調子で時間があれば図書館で勉強したり、はりを打つ練習やお灸の練習をしていました。鍼灸師を目指す人のなかには、資格がほしいがためにとりあえず勉強するというパターンが半数の割合だと私の中で実感としてあるのですが、やはりその時点で大きな意識の差があります。
そしてとりあえず・・がいつまで持つのかは時間の問題で、卒業しても鍼を無痛で打つということが出来ない鍼灸師もいます。
弟子入りするならともかく、業界の状況も調べないで就職先で鍼も満足に持てないままどうしようと悩むという話もよく聞いているので、前に母校で話をした際に生徒さんが就職して実力がついたら経絡治療の勉強をしたいという話を聞いた時は、遅すぎるので今すぐどこでもいいので勉強会へ行って色んな先生をみてください、じゃないと置いていかれますよ・・とお伝えしたのですが、その生徒さんは目の色変えて色々聞いてくれました。
精神論というのは今の時代受け入れられにくい雰囲気なのですけど、やっぱり上を見上げるという時というのは、なにくそ!という奮い立たせるような出来事から沸き起こる気持ちがなければ成長も何もないのではないかと思います。
私はこういうキャラが災いして目上の先生にとことんよく怒られるのですが笑、先月とかももう辞めよう!と一人の時に泣いたりしても翌日に気持ちが落ち着いたら、怒ってもらえたことが目をかけてもらえたことが嬉しくてルンルンでテンションが上がったりするほうです。たぶんバカですけど、自分が今一番尊敬し、目指している先生に言ってもらえるからこそなのかもしれません。だから、悔しい思いをしてもなにくそと頑張れるのだと思います。
そんなわけで卒業後経験を積む場所がなければやはりどこかの鍼灸の会へ所属するのが一番だと思っています。一人で営むとなると本当にそこからは成長はないに等しいので、色んな先生方と切磋琢磨しながら成長する志を持たないといけないというか、そうであってほしいです。そうでないと、当院へ来院できない患者さんへ紹介できる鍼灸院が今でも近くにないのに・・という現状で困るのです。刺さないはりというのが特殊というのもありますが^^;
なんだか久しぶりに長々と書いているのですが、何故かというとちょっとしたやりとりから語りたくなりました。
ある人は私が彦根へ勉強へ行くということで、私のためにも頑張って、私はまた先生から教えてもらいますということを言われたんですね。まぁ冗談なんでしょうけども、よくよく考えると笑えないわけです。
私としては今ベテランの先生に無償で指導を受けた分は自分の次の世代の方へ同じように繋いでいかなければと毎回考えることです。
というのも、先生方が20数年かけて最近やっとわかってきたことも、たった一瞬で、汗も流さず努力もしないで手に入れてしまうということの事の大きさに冷や汗が出ますし、受け止められなくて実は今日も例会報告をするにあたって色々当日から今日までのことを振り返り泣いてしまったりしたのですが、そのくらい大きなものを普段から当たり前のように与えられています。
勿論教わったことをお伝え出来る機会があればしようと思うのですが、自分の中でこういう発想がなかったために残念だなぁと感じたわけです。
そもそも、失礼ながらも、鍼灸師になる覚悟はあるのかと、つい聞きたくなってしまったのでした。
今までは笑いながら聞き流していたところもあるのですが、今度会ったら話をしてみたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます^^
枚方・肩こりは一瞬で☆はりを刺さない鍼灸師の大野でした。
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